親がデイサービスに行きたがらない。原因と対応方法について

「デイに行きたくない」「行くのが面倒だ」とデイサービスに行きたがらない親。

行くように促しても拒否される通所日。

行ってもらわないと困るのに…。

そんな板挟みな状況ありませんか?

親がデイサービスに行きたがらない原因と対応方法について、デイでの実体験も交えながらお伝えしていきます♩
こんな方にオススメの記事です

・親がデイサービスに行きたがらなくて困っている
・デイサービスに行ってもらえる方法を探している
・楽しくデイサービスに通ってほしい

親がデイサービスに行きたがらない原因

原因を見つけることで最適な対応方法をすることに繋がります。

まずは行きたがらない原因を考えてみましょう。

知らない人ばかりで慣れない、不安

親がデイサービスに行きたがらない主な原因の一つは、不安や恐れです。

初めての場所で、初めて会う人たち。空間や人に慣れていない状態だと緊張してしまいます。

これは老若男女問わずいえることです。

「年を取ってからこんなに無理したくない」と抵抗を示される方もいました。

デイ利用中は楽しんでいるが、認知症状により利用日の朝は「そんなところ行ったことない!知らない!」と行くことを強く拒否され、酷い時はやむを得ずお休みされるなんて方もいらっしゃいました。

デイサービスに対する良いイメージが無い

過去にデイサービスや他の介護サービスで嫌な経験をしたことがある場合、その記憶がトラウマとなり、再び利用することに抵抗を感じることがあります。

気の合わない方がいたり、スタッフの対応が悪かったり、嫌な目にあったなど。

一度嫌な経験をするとイメージはなかなか払拭されないものです。

体操やレクなどしないで自由に過ごしたいから

デイサービスでは日中、活動を通して心身機能の維持向上や認知機能の低下を予防等を目的に体操やレレクリエーションをします。

やりたくない意志を伝えれば参加しなくても大丈夫ですが、場所によっては全体参加を促されるところもあります。

そのため、家でゆっくりしたい方にとっては苦痛に感じてしまうかもしれません。

家族とのコミュニケーション不足

親がデイサービスに行きたがらない背景には、家族とのコミュニケーション不足があることも少なくありません。

もしかしたらお互いの気持ちを話すことで色々な誤解が解けたり、相手の気持ちを分かったりすることが出来て良い方向に向かうことも。

自立心の喪失への抵抗

多くの高齢者は、自立して生活することを強く望んでいます。

デイサービスを利用することが、自立心の喪失と感じることもあります。

まだまだこんなところに通う年じゃないし、自分はしっかりしている!と思われている方もいます。

実際に、自分の生活に誰かが介入してくることに対して抵抗を示される方も少なくはないです。

通うようになるために!対応方法

親に合ったデイサービスを探す

もしかしたらご両親にとって、そのデイサービスは合っていないだけなのかもしれません。

デイサービスには種類があります。

・通所介護:多くの方が想像される一般的なデイ。利用定員19名以上と人数が多い。
・地域密着型:利用定員18名以下の小規模なデイ。利用者に合わせた丁寧なケアが出来る。
・認知症対応型:認知症と診断された方が通えるデイ。専門的なケアが受けられる。
・リハビリ特化型:リハビリに特化したデイ。体操やマシンを使用したリハビリがメイン。
・療養通所介護:難病や認知症、脳血管疾患後遺症の重度者などの方が利用でき。医療的ケアが受けられるデイ。

その他介護サービスについて 引用:厚生労働省

「うるさくていやだ」という場合には地域密着型の小規模で穏やかな雰囲気のデイにしたり

「体操やリハビリをして元気に過ごしたい」方にはリハビリ特化型にしたり、

”合ったデイ探し”をしてみましょう。

親がデイサービスに行きたがらないことをケアマネに相談して、新しいところを紹介してもらうのも良いです◎

実際に見学に行くことをオススメします!デイごと特色が異なるので、雰囲気をみておくことは大切です。

もちろん、ご両親を連れて反応を見てみるのもOKです。

半日利用や時短利用などで無理をしない

最初は半日利用にしてデイサービスに行くハードルを下げておき、慣れてきたら1日利用にするなど

無理せず通えるようにする方法です。

また、嫌だったらいつでも帰ってきて良いことにしておくなどもOKです。

しかし、事業所によっては半日利用や時短利用(半日よりも短い)が厳しいところもあるので事前相談が必要です。

性格や好きな事、得意なことをデイに伝える

デイスタッフにご両親の性格や好きなこと、得意な事、これをすれば喜ぶなど、あらかじめ情報を伝えておくことで、その内容を取り入れながら対応してくれます。

ですが、人数が多いデイなどではなかなか個別に対応することが難しいため、「もし余裕があればやってもらえたら嬉しい」くらいのスタンスで伝えた方が良いかもしれません。

潔く休んでリフレッシュする

行きたがらないときにはたまには潔く休んで、ゆっくり向き合う時間も大切です。

実際のところ、無理やり連れて行ってもらうなんてことをしてしまうと「無理やり連れていかれた!」と余計”行きたくない気持ち”がヒートアップしてしまいます。

行かせようとすると自分も親もストレスがたまるので一度休ませて、理由を聞いたり他デイを検討したりしましょう。

デイに対するポジティブなイメージを伝える

デイに対するネガティブなイメージを払拭するために、ポジティブなことやメリットを伝えてみましょう。

大きいお風呂に入れる、体操でリハビリが出来る、お料理や外出が出来るなど、

特に、”デイに行くと楽しいことが待っている!”という印象付けを試みましょう。

どこに行くのか伝える

デイサービスに行きたがらないのは、どこに行くのか分からなくて不安だからということもありえます。

特に認知症状がある方は何回もデイを利用されていたとしても、お迎えに伺うと「今からどこに連れていかれるの?!」と不安に思う方もいらっしゃいます。

なぜならデイに行ったことも、したことも忘れてしまうから。

そのため、これからどこに何をしに行くのかを伝えることで納得して行くあります。

もしくはデイのパンフレットを見せたり、デイからもらった写真や作品を見せたりするのも良いです。

まとめ

・デイに行きたくない原因を探す
・本人と向き合ってしっかり話し合う
・親に合ったデイを探す
・時短や半日利用、時には休ませるなど無理させない
・デイに対する良いイメージを付ける

「行きたくない!」と言われると「どうして…!」とイライラすることもあるかと思います。

無理やり行かせようとしてもお互いに疲れるので良い方法を模索していきましょう。

とにかく無理せず、行きたい気持ちが芽生えるように色々な方法を試してみましょう◎

他にも介護サービスについての記事を書いていますので、良ければチェックしてみてください♩

親の介護したくない!しないとどうなる?

親の介護費用いくらかかる?負担軽減制度とは?

おすすめの記事