
”人生100年時代”とも言われる現代。
年をとるにつれ、心配なことが増えてきませんか?

この先認知症になったらどうしようかと心配になるわ…。
「もし自分が認知症になったら、どうすれば良いんだろう…。」
「認知症になって配偶者や子どもに迷惑をかけたくない…。」

今のうちに備えておくべきことをご紹介します◎


目次
認知症とは?






認知症の症状
大きく分けて2つの症状があります。

・中核症状…脳の障害によって起こる症状
・周辺症状(行動・心理症状、BPSDとも呼ばれる)…中核症状と元からもっている身体要因、環境要因、心理要因などによって生じる精神症状や行動障害





認知症の原因疾患
認知症には4つの代表的な種類があります。



認知症になりやすい人&予防策
認知症の予防は治療上は確立されていません。
ですが一度認知症になってしまうと、治ることは難しいです。

こんな人は要注意!
認知症になる原因は一概に「これが原因!」と明確に言えませんが、認知症になるリスクを高めてしまう行動はあります。
・心配性
・怒りっぽい
・なんでも自分で行おうとする
・ネガティヴ
・食生活が乱れている
・運動や睡眠が不足している
・アルコールやスマホに依存している
・遺伝的要素


予防方法

血管性認知症やアルツハイマー型認知症は、生活習慣病が関係しています。
・血管性認知症の原因は、高血圧や糖尿病、心疾患
・アルツハイマー型認知症の原因は、加齢や遺伝、生活習慣、病歴など

食事や睡眠、きちんと取れていますか?
生活習慣病を患っている方は、
継続して適切な治療を行っていますか?
・食生活の改善
・運動習慣をつける
・人付き合いをする
・知的な刺激を取り入れる
・深酒をやめる
・たばこをやめる
・興味と好奇心を持つ
認知症になる前に!備えておくべきこと
お金やお家、財産のこと
認知症になると財産管理が難しくなってきます。
所有財産の管理をどうしてほしいか明確に記録に残しましょう。
いざという時に介護者が分かるようにしておくことが大切です。



そして是非、パートナーとお子さんと情報を共有しておきましょう!
介護や医療、今後の生活に対しての自分の意向
認知症になり、自分の意志が伝えられなくなったらどうしますか?
そのときに備えて自分の意向を残しておきましょう。
延命治療の有無、どんな介護が希望か、どのような看取りをしてほしいかなど、
自分らしい人生が少しでも実現できるように、記録に残しておきましょう。


自分はどのような人なのか明記しておく
認知症の方を見ていると、「どうしてこんなことをするのだろう?」「この方は何が好きなんだろう」と思うことがよくあります。
趣味や好きな食べ物、性格、過ごしてきた習慣などを知ることによってその方の行動や心情の理解に繋がり、介護する側としても関わりやすく、サービスを提供しやすくなります。

ご自身が大切にしてきたこと、習慣、好きな事、好きな食べ物、趣味、性格など書いて残しておいたり、話しておいたり…
身近にいたご家族も分かっていることはあると思いますが、自分のことをよく知っているのは自分です。
将来、自分に合った介護やケアをしてもらうためにも、自分のことについて明確に書いて残しておきましょう。
介護現場で学んだ、何よりも大事なこと
健康に長生きするために、早めに認知症予防をしておくことは大事です。
ですが介護現場で働いてみて、それと共に個人的に大事だと思うことは、”家族と良好な関係性を築いている”ことだと思います。
介護が必要になった時、自分一人の力で生活することは難しいです。
そこで必ず関わってくるのが家族です。
自分で人生の選択が出来なくなったとき、代わりに選択するのは家族です。
自分の人生、家族が担うんです、すべて。



家族や周りの人を大事にすれば、必然と自分の人生にも返ってきます。
人の助けなしでは生きていけません。
何事も、今できることを、今のうちにやりましょう!