「介護の仕事は好きだけど、ずっとこのままでいいのかな…。」
「お給料上げたいし、キャリアアップしたいけど、どうすればいいの…?」
介護現場で働いていて、そんな不安を感じることはありませんか?
同年代の多職種が活躍、出世する中、自分の将来について考える瞬間はありますよね。
”将来のことを考えて何かしたい!”
と思っている方、介護職のキャリアアップ方法についてお伝えします◎
・介護現場で働き続けることに不安がある
・お給料を上げたい
・良いキャリアアップの方法を知りたい
・ケアマネや管理者以外のキャリアアップを知りたい
目次
なぜキャリアアップした方が良い?
キャリアアップを目指さなくても、仕事を続けることは出来ます。
ですが、キャリアアップをしないことで
・いつまでも同じ業務内容しか出来ない。
または任せてもらえない。
・いつの間にか年下が自分より上の立場になっている
・給料アップが見込めない
・身体の調子が悪くても現場仕事しかできることが無い
など、会社での自分の立ち位置やお給料に反映されます。介護に限らず、どの職種もです。
難しい仕事できないし…
と思うかもしれませんが、それは経験でなんとかなります。
今の頑張りがあなたの将来に直結します。
キャリアアップをした方が良い主な理由を紹介していきます。
年収が上がる
重労働、低賃金な介護職。
「大変な割に給料が見合っていない」なんて思うこと、多々ありますよね。
家庭を持つとなおさら年収を上げたい気持ちは強くなりますよね。
となるとやはりキャリアアップを目指して年収アップも頑張りましょう!
体力的に助かる
若い内は大丈夫ですが、年を重ねると段々腰痛などの身体の不調や、体力的に現場の仕事(介助)が厳しくなってきます。
もちろん、介護現場は様々な年齢の方が活躍されており、60代でも入浴介助を元気に行われる方もいます。
ですが、無理をすると体が動かなくなるなど、後々ツケが回ってきます。そのため、キャリアアップをして、事務仕事が出来るような人材になり、いつでも現場と事務の両方が出来るようなポジションにいると身体的負担は減ります。
選択肢が増える
キャリアアップをすることで、役職や職種の幅が広がり、選択肢が増えます。
職場が閉鎖したり、人間関係が悪くてやめたいとき、選択肢が沢山あることで
安心して転職活動をすることが出来ます。
キャリアアップにオススメな介護系の資格
キャリアアップを考えている方に、持っていると役に立つオススメの資格をご紹介します。
介護福祉士の資格を取る
介護に携わる者として、介護福祉士の資格は持っておいた方が絶対良いです。
お給料や役職に反映されます。
持っていることで、相談員や管理者を担うことが出来ます。
介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取る
現場で介護士としてのスキルを磨いた後は、ケアマネの資格を取って居宅で働く道もあります。
ご利用者宅への訪問、ケアプランの作成、各介護サービスとの連携が主なお仕事です。
イメージ的に忙しく、担当を持つ人数も多いケアマネですが、メリットとして
・土日祝日も休みなところが多い
・日勤のみの勤務
・介護士よりお給料高い
が挙げられます。
社会福祉士
社会福祉士の資格があればさらに業務の範囲が広がります。
社会福祉士のメリットとしては、
・広い分野で専門的な知識を身に付けることが出来る
・資格手当でお給料が上がる可能性も
・活躍の場が多い
・国家資格
ケアマネジャーも出来ますし、ソーシャルワーカーとして病院で働くことも出来ます。
高齢者以外にも児童や障がい、保健所、一般企業など幅広い分野で活躍出来ます。
受けておくと役立つ研修
喀痰吸引等研修
喀痰吸引等研修を受ければ、喀痰吸引や経管栄養など看護師が行う業務を介護士でも行うことが出来ます。
また、手当がアップする可能性もあります。
研修では座学と実地があり時間を要しますが、持っていることで現場での仕事の幅が広がると言えます。
認知症の研修
認知症の方のケアの向上を図るためにある、認知症に特化した研修です。
認知症介護基礎研修(介護初任者)
↓
認知症介護実践者研修(介護スタッフ)
↓
認知症介護リーダー研修(チームリーダー)
↓
認知症介護指導者研修(地域のインストラクター)
の順で、認知症の研修の中でもスキルアップをしていくことが出来ます。
また、認知症実践者研修、リーダー研修、指導者研修を受けることで、
お給料が上がったり、認知症に特化した介護サービス(グループホームや認知症対応型通所介護)への転職の際には有利です。
キャリアアップするための役職
次に、介護職がキャリアアップした際の役職について紹介します。
相談員
一番身近なキャリアアップと言えば、生活相談員として働くことです。
ケアマネやご家族、各関係機関と連絡を取り合ったり、担当者会議、カンファレンス、契約に出席します。
もちろん事務仕事だけでなく現場にも出ます。(施設によって異なるかもしれませんが)
現場の職員にご利用者様の情報を正確に伝えたり、提案をしたりと丁寧なケアが出来るように配慮していきます。
サービス提供責任者
サービス提供責任者は、訪問介護の事業所で介護サービスの管理・調整を行う役割です。
具体的には、ヘルパーの人員配置、ケアプランに基づいた計画書の作成などです。
サービス提供責任者になるには、
- 初任者研修の修了
- 実務経験が3年(540日)以上
- 同行援護従業者養成研修応用課程の修了
- 介護福祉士、実務者研修、介護職員基礎研修、居宅介護職員初任者研修等の修了
が必要となります。
管理者
管理者は、大まかに言うと施設の全体の管理を担う仕事です。
スタッフ、収支、運営、など施設全体のことについて管理をします。
管理者になるための条件は施設ごと異なります。
ケアマネジャー
ケアマネジャーは要支援者や要介護者の方が介護サービスを受けられるように、必要なサービス内容を考え、関係機関に連絡を取り、ケアプランを立てます。
ケアマネがいることで、ご利用者様に合った介護サービスを組んで提供することが出来ている、
ご利用者とサービスを繋ぐ大切な存在です。
ケアマネになるためには
- 指定業務を5年以上かつ900日以上経験する
- 介護支援専門員実務研修受講試験に合格する
- 介護支援専門員実務研修を修了する
- 各都道府県に登録する
以上のことが必要となります。
福祉用具もアリ
キャリアアップではありませんが、現場には出たくないが、介護に携わっていたい方にオススメな福祉用具。
ケアマネや施設、ご家庭からの要望によりご本人に合った福祉用具を選定し、搬入します。
意外と介護現場で働く職員の中で”やってみたい”という声は多いです。
程よい距離でご利用者様と関われることが魅力の一つかと思います。
将来を見据えて行動しよう!
介護士は必要不可欠な職であるにも関わらず、給料や立場が低いと感じてしまうこともあるかと思います。
そんな悩みを解決できるのは自分自身の行動のみです。
将来を見据えて、なりたい自分を考えて、今の内に行動しましょう!