遠距離の両親、介護はどうすればいい?

「介護が必要な両親が遠距離に居て、心配だ」

「まだ大丈夫だが、今後介護が必要になった時に備えておくことはあるか?」

両親が遠方にいると、何かあった際すぐに会いにいけないのは心配ですよね。

万が一に備えて、出来ることや対策をお伝えしていきます。

こんな方にオススメの記事です

・遠距離に住んでいる両親の介護が心配
・介護が必要になった時、どうすればいい?
・今からできる対策を知りたい

遠距離介護の実態

離れた場所に住みながらも、両親のために定期的に通って世話を見る遠距離介護。

・本当は近くに居て面倒を見たいけど、仕事や生活があるため引っ越し出来ない
・持ち家があるため、両親のもとへ簡単に引っ越せない
・両親に来てほしいが、住み慣れた土地が良いと断られる

などの理由により、やむを得ず遠距離介護を選択せざるを得ない状況があります。

今からできる、見守りサービスの導入

親のことが心配で傍で見たいけど、遠距離で難しい…。

そんなときに出来る対応方法をお伝えします。

訪問介護、訪問看護の導入

ご両親がもし、要介護認定されている場合は訪問介護か訪問看護を導入し、

日中の短時間ですが生活のことを手伝ってもらったり、健康状態を確認してもらったりすることが出来ます。

訪問介護…掃除、洗濯、調理などの家事援助、食事・排泄・入浴などの介助を行う身体介助があります。

訪問看護…主治医の指示に基づき、必要な処置や状態確認を行う

注意!

・要介護認定されていない場合は使えない(ただし要支援、基本チェックリスト該当者は訪問型サービスを使うことができる)
・介護度や他サービスも使用している場合、限度額をオーバーしてしまう可能性あり

心配なら施設入所

「やっぱ高齢の親だけで生活させるのは不安」

と思う方は施設入所も視野に入れることでしょう。

要介護認定が降りている方、認定が無い方によって入所できる施設は異なります。

介護認定が無くても入れる施設

サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)
健康型有料老人ホーム
・住宅型有料老人ホーム
・ケアハウス(自立型)
シニア向け分譲マンション

企業の見守りサービスを使う

郵便局やセコム、アルソックなどの会社で高齢者見守りサービスを行っているところがあります。

介護保険をまだ使わなくても大丈夫なレベルであれば、こういった企業の見守りサービスを活用することも一つの手です。

郵便局のみまもりサービスについてはこちら

アルソック見守りサービスについてはこちら

これからの遠距離介護に備えたい

「まだ大丈夫そうだけど、親も自分も年を取っていく。先々のことを考えて今の内から遠距離介護に備えたい」

と思う方もいらっしゃると思います。

今から備えておくことで、いざというときの安心に繋がるので大切なことです。

親の預貯金や生命保険の把握

親が認知症になってからでは、親の金銭管理について関与するのは大変です。

認知症であることが銀行側が分かっている場合、親の預金口座は凍結してしまいます。

そうなると子どもでも凍結解除することは出来ません。

どの保険に加入しているのか、証書はどこにあるのか等
確認しておく必要もあります。

介護費用や施設費用の把握

介護サービスを使うことになった場合のかかる費用、

そして老人ホームなどの入居費用も視野に入れるとなれば

施設費用も考えてみて、親の貯金で足りるのか、

足りない場合はどうしていくべきか…。など先々の見通しまで考えられると素晴らしいです。

とにかく家族間で話し合い

ご両親、兄弟姉妹、親戚の考えや思い、意向をよく確認しておくこと。

誰が主となってご両親の介護を見るのか、どのくらい周りが助けてくれそうなのか、

お金の工面はどうやっていくのか、いざというとき相続はどうするのか…。

などなど、家族間で意見を取りまとめておくと後々のトラブル回避に繋がります。

まとめ

遠距離介護をこなす方法として、

・介護保険の訪問介護や訪問看護を使う
・企業の見守りサービスを活用して状態を把握できるようにする
・施設入所する

訪問介護や訪問看護など介護保険のサービスを使うと、定期的に会議がご自宅で開催されます。

その際に各サービスから利用状況、最近の様子を踏まえ、これからに向けてのアドバイスなど聞くことが出来ます。

放置しておくことで解決する問題などなく、状況が悪化していくだけなので

「ちょっと怪しいな」と思ったら動いた方が吉です。

明らかにおかしい場合は、地域包括支援センターに相談して介護認定を受けるのが良いです◎

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