【介護士が解説】有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特養など老人ホームの違いについて

※本記事はプロモーションが含まれています

「老人ホームが沢山あって違いがよく分からない…」

介護付き有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、老人保健施設…などなど

様々なニーズに合わせた老人ホームが沢山あり、どのような違いがあるのか分からないですよね。

8つの老人ホームについて違いを紹介するにゃ!
こんな方にオススメです!

✓老人ホームを探している
✓老人ホームの違いについて知りたい

1. 介護付き有料老人ホーム(特定施設)

🔹特徴

  • 介護保険制度の「特定施設入居者生活介護」の指定を受けた施設。
  • 介護スタッフが24時間常駐し、食事・入浴・排せつなどの介護サービスを提供します。

🔹対象者

  • 要介護1以上(施設によって異なる)
  • 60歳以上(または65歳以上)

🔹費用

  • 滞在一時金:0円~数千万円(施設による)
  • 月額費用:15万~40万円程度

🔹向いている人
✅ 介護が必要で、手厚いサポートを受けながら生活したい人

2. 住宅型有料老人ホーム

🔹特徴

  • 生活の場がメインで、介護サービスは外部のサービス(訪問介護など)を利用する。
  • 食事や生活支援のサービスあり。

🔹対象者

  • 自立~軽度の要介護者(要介護でも訪問介護を利用可)

🔹費用

  • 滞在一時金:0円~数千万円
  • 月額費用:10万~30万円

🔹向いている人
自立や要支援者で、将来介護が必要になったら外部のサービスを利用したい人
✅施設に入りながらも、ある程度自由に生活したい人

3. サービス付き高齢者向け住宅(サ高住

🔹特徴

  • 高齢者向けの賃貸住宅で、安否確認や生活相談サービスがあります。
  • 介護サービスは外部の訪問介護などを利用します。

🔹対象者

  • 自立~要介護の人

🔹費用

  • 滞在費:敷金(家賃1~3ヶ月分)
  • 月額費用:5万~30万円(家賃+管理費)

🔹向いている人
✅ 自立しているが、将来的に介護が必要になったら外部サービスを利用したい人
✅施設に入りながらも、ある程度自由に生活したい人

4. グループホーム(認知症対応型共同生活介護)

🔹特徴

  • 認知症の人専用の施設で、少人数(1ユニット5~9人)で共同生活を行います。
  • 介護スタッフが24時間対応。

🔹対象者

  • 要支援2~要介護5の認知症の人
  • 住民票がある市区町村内の施設のみ入居可能

🔹費用

  • 月額費用:12万~20万円

🔹向いている人
認知症の進行を抑えながら、家庭環境で生活したい人

5. ケアハウス(軽費老人ホーム)

🔹特徴

  • 自立~軽い介護が必要な人向けの施設。
  • 低価格でお食事や生活支援のサービスあり。

🔹対象者

  • 60歳以上の自立または軽度の要介護者

🔹費用

  • 宿泊費:0円~数十万円
  • 月額費用:5万~15万円

🔹向いている人
自立しているが、1人暮らしで孤独に不安がある人

6. 特別養護老人ホーム(特養)

🔹特徴

  • 公的施設で、介護が重い人向け(終の住処になることが多い)。
  • 介護スタッフが24時間対応。

🔹対象者

  • 原則、要介護3以上(特例で要介護1~2も可)

🔹費用

  • 入居費用:なし
  • 金額:5万~15万円(結果による)

🔹向いている人
要介護度が高く、費用を抑えて長く住みたい人

7. 介護老人保健施設(老健)

🔹特徴

  • 病院と自宅の中間施設で、在宅復帰を目指す。
  • リハビリを重視しており、医療スタッフが常駐しております。

🔹対象者

  • 要介護1以上
  • リハビリが必要で、在宅復帰を目指す人

🔹費用

  • 月額費用:8万~15万円
  • 初期費用は無し

🔹向いている人
退院後にリハビリをして、家に帰りたい人

8. 介護医療院

🔹特徴

  • 長期療養が必要な人向けの医療・介護施設。
  • 医療ケアと生活支援の両方を受けられる。

🔹対象者

  • 要介護1以上で、医療的ケアが必要な人

🔹費用

  • 月額費用:8万~20万円

🔹向いている人
医療ケアを受けながら、長期的に生活したい人

施設ごとの比較まとめ

施設名対象者介護度介護サービス費用の目安
介護付き有料老人ホーム60歳以上要介護1~施設内で提供される15万~40万円/月
住宅型有料老人ホーム自立~要介護なし(外部サービス利用)外部サービス利用10万~30万円/月
サ高住自立~要介護なし(外部サービス利用)外部サービス利用5万~30万円/月
グループホーム認知症の要支援2~要介護5あり施設内で提供される12万~20万円/月
ケアハウス自立~軽度要介護なしパートライフサポートあり5万~15万円/月
特養要介護3以上あり施設内で提供される5万~15万円/月
老健要介護1以上裕福施設内で提供される8万~15万円/月
介護医療院要介護1以上で医療が必要あり施設内で提供される8万~20万円/月

まとめ

どの施設が最適かは、介護の必要度・費用・生活スタイルによって異なります。
💡自立なら「サ高住」や「住宅型有料老人ホーム」
💡認知症な​​ら「グループホーム」
💡費用を重視なら「特養」
💡医療ケアが必要なら「介護医療院」

まずは見学や相談をして、自分や家族に合った施設を選びましょう!

おすすめの記事